術後の清潔保持と感染予防

2024年8月22日

術後の清潔保持と感染予防

真性包茎の手術後に行うべき清潔保持

真性包茎の手術は包皮を切開して取り除くというもので、手術後はしっかりと清潔を保持しなければなりません。そのために必要なことは、毎日の洗浄です。とはいえ、手術を終えた当日はシャワー、お風呂ともに控えてください。翌日以降はシャワーで患部を優しく洗い、清潔な状態を保持するようにしましょう。痛みがなくなったら包皮をしっかりと下げて、中を洗うことも習慣づけます。お風呂で湯船につかるのは手術後から2週間程度経ってからが望ましいです。
また、毎日の下着交換も清潔保持のために必須です。通気性のよい素材、形状の下着を選びましょう。これまでに着用してきたものと種類と異なる場合は買い替えることが理想的です。
トイレで用を足すときは、跳ね返りを防止するために洋式トイレを利用して座って行うことも求められます。
こういった清潔保持のための対策を行うことで、真性包茎の手術後の経過を万全に過ごすことができるのです。

真性包茎の手術後に気を遣いたい感染予防

真性包茎の手術後は傷口が塞がっていないため、普段以上に感染予防に気を遣うようにしましょう。手術前と同じ生活をしていては、様々な病気に感染してしまう可能性があります。
清潔保持のために手術の翌日以降から毎日シャワーを浴びることは大切ですが、シャワーを浴びた後は患部の水分をしっかりと拭きとるように意識します。水滴がついて患部が湿ったままだと細菌が繁殖しやすくなってしまうからです。
洗浄する前に患部の状態をしっかりと目視することも必要です。強い赤みや腫れが発生している場合は感染の疑いがあります。病院に連絡し、診察してもらいましょう。
また、真性包茎の手術をしたあとは病院から抗菌薬を処方されているはずです。抗菌薬は痛みなどがなくなったからと言って途中で服用を止めるのではなく処方された分を飲み切ることが大切です。
加えて、傷口から感染する恐れがあるため、性行為は手術後から1か月程度は控えるべきです。

まとめ

真性包茎の手術は、手術を無事に終えたから治療が完了したということにはなりません。包皮を切るという大掛かりな治療を行った後なので、患部は細菌に弱い状態になってしまっています。術後に患部の生活を維持し、感染対策を適切に行うことで治療後に不慮の病気に感染しないよう心掛け、医師の診断によって完治という判断をすることが可能になるのです。
本当に健康的な身体を手に入れるために、気を抜かずに清潔保持と感染予防を行うことが大切です。